運命と呼んで

今日という日を 運命だと

 

 ハグさんは 言って

 終わった一日

 今日という日は とあるきっかけとなった出来事が起こった日

 その出来事を 始まりとして

 ハグさんと 出会うことになり

 それも 運命的な出会いだと 言い合って

 一年 を経た

 

 午後にある予定を組んで ハグさんと行動

 予定通りに進まない状況を

 進まない 状況に

 これも 運命だと 言って

 

 今日は 快晴

 遠くが見渡せる 山に登り 景色を眺めて

 ハグさんを 隣に乗せて ドライブ

 景色が想いを誘い ひと時を過ごして

 動き始めた 運命という 歯車に 

 身を任せる

 

 ハグさんとの 関係を卒業する時が来たように思う

 卒業に ふさわしい 花束

 今日という 状況

 「ごめん もう少し 時間をください。」

 「なんの 話 ?」

 「このままでは いけないってことですよ。」

 「今の ままでも・・・・」

 「あなたにとって良くないと思うので・・・。」

 nagiが 誘い 時間を奪ってきた

 これまでのように ハグさんと関わっていては 

 ハグさんにとって 良くない・・・

 これは ある意味核心に近い

 

 卒業 というより 解放

 nagiからの 解放 自由なんだよ・・・君は もう

 どこにでも 飛んで行ける

 一年を 振り返って ハグさんの部屋で しばらく沈黙の時があった

 沈黙の時間

 ハグさんの気持ちが nagiに伝わって 増幅されて

 沈黙 出した結論は 解放

 いつものように 別れ際に 「あなたは nagiの 希望です」と伝え

 握手した ハグさんの右手を nagiの頬にあてた

 kissは出来なかった 好きだとも言えなかった

 その方が いい 

 もう 食事に誘わない方がいいですよね 

 そのほうが 

 来週の予定を 聞いては見たが・・・

 日曜日なら 夕方空いてます・・・

 そうですね ・・・ 

 これからは ハグさんから 誘われるまで このままに

 その方が いい

 結論に 至った 日

 

 一年間 は 今日のために