じゃあ 今は

このブログの始まり

 

 じゃあ今は・・

 文学を 目指した 彼

 大学に 進んだ nagi

 それぞれの道

 

 彼からは 月に2-3通の 封書

 近況や 自分の 心持ち が記され

 自らを 励ますような 内容

 アルバイトをしながら

 文学を極めるんだー と

 エキストラで 朝5時起き だとか

 大家が 家賃 家賃と 五月蠅い とか

 そんな 内容

 目を 通して 

 BOXへ

 束ねるほどに

 

 予備校時代に 夜這い

 のように 呼び出され

 朝まで 語り

 会うだけで 幸せを感じ

 うれしかった

 

 それが 少し 負担だった

 気持ちが 離れていく

 

 そんな彼が 実家に一時戻ることとなり

 自宅を 訪問 3時間の距離

 冬の日のことだった

 

 こたつに 足を突っ込み

 「実は 高校のころ 憧れて 話しかけるように

  なって 好きだったんです」と

 速攻 帰ってきた 言葉が

 「じゃあ 今は・・」

 

 気持ちが 離れてしまって

 それでも 気になる存在

 彼に とっては 唯一の 友人のはず

 支えて あげないと

 いけなかったのに

 

 「今は、 それほど・・」

 そこで 話は 終わった。

 

 この文章を 記しながら

 彼の最後の部屋で 彼と会話している

 錯覚に 襲われて

 文学のことや ベートーベンやチャイコフスキー

 クラッシク音楽のことなど

 彼の 部屋で リアルに 話をしているような

 感じになってしまった

 

 霊感は 薄いはずなのに・・・