その昔

列車に乗っていた

 

 2時間ばかりの乗車予定

 停車中の窓から眺めていると

 ロングヘアで ピッチりジーンズの 

 男性が 階段を下りてきた

 「素敵だな・・」

 

 眠ってしまい

 気が付くと

 左に 男性が

 右腕を nagiにに腰に回して

 「好きです・・・」

 

 階段を下りてきた 彼でした

 突然のことに

 驚きはしたが

 黙っていると

 席を立ち 別の車両へ

 

 追いかけて

 そばに行って

 「いや その ・・・」

 「素敵な方 だな・・」とか

 どこまで ですか

 とか 

 お仕事 は

 とか

 聞いて 

 nagiは先に 降車

 

 通りすがりの経験