カムア ⑬ なぜ笑って

カメラに収まってくれて

 

 今年 すれ違いの約束の日

 糸島の浜で 笑顔で カメラに収まってくれた

 その写真を眺めて

 今は 涙が こぼれてくる

 

 スマホを向けて カメラ目線で 向いてくれて

 どんな 気持ちで・・変な おじさん ?

 だったのだろうな

 

 カムアの日は そのための日だったわけではなくて

 彼が もう今までのように 時間が取れないと 伝えるために

 彼が 望んだ日 「金曜日 大丈夫ですか」と わざわざ 確認されて

 いつもの コメダで席を取って ほぼ定位置の場所

 彼が語りかけ始める前に 写した一枚

 俯いて nagiを見ずに 想い悩む眼をとらえて

 カメラに 向こうとはしなかった 日

 

 話しがすすむなかで nagiが 語った

 「nagiの中に 女性的な心があって ずっと好きでした。運命的な出会いを

  したときに、感じて。 それからです。」

 「今年になって 気付いてはいました なんとなくですけど。」

 この日は メニューを写して 終わった

 食事をするときに スマホを向けて

 時に 笑って 時に ムッとして

 この 一年半

 

 なぜ 笑ってくれてたんだろう

 それも nagiのスマホに向かって

 今は ありがとうと 言いたい

 これまで ありがとう

 ハグさん