覚えていない

15日で 一年ですよ

 

 昨年の今日 二人で待ち合わせて ドライブ

 巡礼の 始まり

 日記を 読み返すと その時のことを思い出す

 ハグさんとの 想い出を綴ることにした日

 それまでの 数人との関りとは違った 関係

 

 「15日で 一年ですね。」

 「何の日でしたっけ・・」

 「覚えていませんか ?」

 「はい・・」

 「初めて ドライブに行った・・宗像大社まで。」

 「そうでしたね。」

 

 月2回の ドライブから

 週1回に なり 秋ぐらいから 週2のことも

 多い月は 9回食事に誘って 

 食費 浮いただろうな 

 papa活 の相手になって 

 何を今更 と言われながら 暇なんで いつでもいいですよ

 あるときは 難しいです と 断られ

 もやもやして

 

 おっさんズを 地でやってる バカ

 「nagiって バカと思いませんか。」

 「そんなことないですよ。」

 「バカに 付き合ってるから バカと思われたくないでしょうけど。」

 「(ハグさん自身が指さして) 笑い」

 

 内心 ノーマル人を好きになって それからどうする

 立場的には 不倫

 かつて 不倫の相手は出来ないと 言われたこともあった

 ハグさんが 本気で 想うようになってしまったら

 どうしよう と 先々どうする・・・

 それでも 流れに 任せて

 いつかは 離れて行くのだろうから

 こんなことをして 

 バカ なんだろうと 思って

 

 ハグさんを 見ていると 

 高校の彼と重ね合わせてしまう

 ある意味 精神的に 突き放してしまった

 それから 十数年後 自ら 命を絶った

 また 本当に好きになってしまった人を 放したあと

 何か イヤな予感もして

 離れることができない

 ハグさんは nagiのことを どう思って

 付き合っている ?

 尋ねることに 意味があるのか 

 ありのままで 

 ハグさんが そう望んでいるなら 今のままで

 続けることが

 better ?

 

 ハグさんの 笑顔を眺めていたい

 バカ