すべてが想い出に ① もののけ姫

アシタカとサン

 

 演奏を聴きながら 流れる涙が抑えきれなくなる

 ジプリ 行きましょうか・・・

 とある金曜日の車の中で 一致

 上映時間までの間 パンフレットを見ながら

 眺めた 横顔

 

 始めて ゆっくり見た もののけ姫

 あの 共有した時間を

 アシタカの 呪われた傷に

 傷を負った 少年に 若者に

 ハグさんを 重ね合わせて 泣いた・・・

 静かに流れる 涙を抑えきれずに ながれるままに

 

 今も アシタカとサンを聴きながら

 涙が出てくる・・

 あの 映画館に行ったという 想い出が

 今を 支えて

 

 なぜ こんなに 想ってしまうのか ?

 なぜ 感情が向いてしまうのか

 空っぽの 頭になったはずなのに

 外側だけの 見てくれだけになったはずなのに

 いまだに 

 想い出に 頼って

 それほどまでに 強い思いなのか

 「そんなに 軽い関係だったんですか・・・?」

 「そんなに ・・・・」

 彼の 想いを 感じてあげられない

 ブロックする 何か

 素直に なれない 何か

 

 すべては 想い出に・・・

 過去に・・

 なる

 プラン B への序章