卒業旅行

そういえば 行った

 

 「あのー 一緒に卒業旅行いってもらってもいいかな?・・・」と

 声を掛けられ 宮島に一泊した

 nagiは 実家に帰っていたので

 博多からの新幹線に 合流乗車

 

 きれいな髪をした彼で

 授業中は 睡眠学習を得意として

 ノートを貸して

 

 彼から 声をかけてきた

 卒業旅行

 ノンケな彼で 一緒に寝ようか ?

 「気色悪い・・・」と一蹴され

 何事もなく 一夜が明けた

 観光をして

 どんな会話をしたか すでに忘却

 

 先に 降りたnagiを 車窓から 手を振って

 見えなくなるまで 手をふって

 別れた 

 それが 彼との 最後

 今 どうしてるんだろう

 

 群れることに 臆病な

 nagiは 一対一の関係なら

 ほそぼそ 続いて

 それぞれの 時期に 

 それぞれの 彼がいて

 支えられてきた

 

 卒業旅行の彼は 向こうから やってきた

 貴重な 一人