二人の時間

高校を卒業した 2人はそろって 浪人生

 

 nagiが、4月から 別の街で 予備校生活

 彼は、合格した大学にはいかず

 彼も あとを追って 9月に 同じ街の 別の 予備校へ

 

 そもそも 浪人生

 昼間も 会い

 夜は、彼に呼び出されて、彼のところへ

 朝まで、語り合って

 まるで 大学生

 触れることもなく、ただ 時間を共有

 

 そして

 彼といることが、自分を苦しめることに

 このままでは、そもそもが・・・

 会う時間が 次第に増えて

 何とか しなければ

 2人とも 沈没・・か

 

 暮れに Nagiが 予備校中退 (この表現はあり・・か)

 別々の暮らしに

 それでも、電話での連絡は 続き

 

 同じ大学、同じ学部を 受験

 前日から 2人で 宿泊

 触れることはない

 ただ 一緒にいることの 幸せ

 いろんな 話をして

 時が過ぎ・・

 

 そして

 

 彼は 大学には行かなかった

 彼の 生い立ち こころ 生活 生業

 すべてを知りたかった

 この年の 二人の時は 

 そのために あったのだと

 今になって 思う

 

 仏前で、彼の父と会話したとき

 ・・そんなことまで 話してたんですね。

 心を 許せる人が いて よかったと

 

 そんな 彼の 支えになれなかった・・

 なって やれなかった 自分に・・

 そして

 彼に 申し訳ない 想いが

 今でも 辛い