帰宅途中、
CB400を走らせながら
昨日の涙を思い出す
戸川さんのことを想い
デスクに 崩れこむ 嶋くん
まさに その心境
戸川さん ではない
太一でもない
何か 特定の・・ではなく
想う人(自分でもわからない)に 向けた
一抹の 寂しさ
捕まえていて 欲しい
繭のように
そっと 抱かれて
仕事が終わって
職員食堂を 通り
ふと
涙が あふれる
なんだろう
涙腺 弛緩症 ?
過去への 郷愁
ひょっとして 病(やまい)
満たされない 何か
しばらくは 続きそう
街の 灯を見つめながら
涙で
灯が
広がって 頬を覆う
もの侘しい 秋の
夕暮れ