存在

仕事納め

 

 今日を 仕事納めにした

 何人かに 挨拶

 「今年も お世話になりました。

   ・・・。」

 普通なら 来年も・・よろしく・・。

 

 それには 自信が ない

 どうなっているか

 今のままの 立ち位置で

 いることが

 いいのか

 この 存在

 

 そもそも

 役割を 担って いる 

 いや きていると思うのだが

 意味 があるのか 自信は ない

 いつも ない

 

 飼い主さんは、みんなの安心

 飼い主さんは nagiがいることで 安心

 nagiは 飼い主さんのため

 ここに いる

 この 存在

 

 そんな 仕事納め

 

 二人だけの 忘年会の日

 nagiがうつむいて ふと 目を上げると

 じっと 顔を見つめる視線

 目が合うと そらして

 

 ひょっとして そう

 今は 聞けない

 聞いては いけないような 気がして

 聞かない方が 関係を 続けていけそうな

 2月に 去っていった 彼と

 同じ 轍を踏まないためにも