実は

宇宙人です

 

  忘年会の席で 「実は 宇宙人 だったのです。」

  と 自己紹介

  笑いを 誘う

  母船からの 指令を待つこと

  数十年

  いまだに 帰還命令が来ないんです

  実際 そうなんです

 

  地球の 暮らしは めんどくさい

  と思っている

 

  男性と女性しかなく

  くっついては離れ

  離れてはくっつく

  磁石のように

   (同性でも そうなのかもしれない)

 

  同極なら 離れる ?

  ただ

  愛おしくて 仕えていきたい

  傍らにいて

  見守って

 

  それだけで いいのに

  

  生理的には オスの役割

  内面的には オトメン

  

  地球人には 受け入れてもらえないかも

  こんな 性格

 

  だから 宇宙人