待つこと(2)

前回の食事から一週間

 

 昨夜 ハグさんからLINE

 「明日 どうしましょう?」

 「難しいですか ?」

 「大丈夫です 温泉でしたよね」

 「予定では 温泉でしたね、他に何か予定ありますか」

 「大丈夫です」

 先に ハグさんからの LINEは 記憶する限り 2回目

 明日 どうしますか・・・

 そして やり取りの最後がハグさんになるのは 初めて

 いつもは nagi始まりの nagi終わりで

 それも nagiから 

 どうしましょう どこ行きます 何します と聞いて

 今回

 敢えて nagiからは LINEしなかった

 直前でも いいと思えて

 ドタキャンも 想定済 ハグさんなのだから

 

 今朝 部屋の窓を開けていたら 

 ハグさんの出勤に遭遇

 振り向きざまに 満面の笑顔・・・・ やられた 負けた瞬間

 どうして そんな笑顔が 出来るの ?

 それも nagiに向かって

 一週間の もやもやが 吹き飛ばされた瞬間

 

 そして 待ち合わせの時

 ちゃんと お風呂の用意をしてきて いた

 パンを買って Fcoopによって 初めての場所らしい

 コストコで買った ナッツはよかったと

 Fcoopでも グラノーラを買って 少し体重増えました

 ナッツを食べた からだろうか・・・

 

 湯治場で 食事 その後 浴槽へ 

 じっと見入ってしまう ハグさんの 裸体 

 「どうしたんですか・・」

 「いえ・・・・」

 薬湯もあって 30分以上 ゆっくり過ごした

 湯上りの コーヒー牛乳に まったりして

 帰途に着く 

 

 前回 nagiが一人で 見に行った映画 判りましたよ・・

 そういって いたので 訊いてみた

 「his ですよね 判りますよ」

 「よくわかりましたね」

 「誰が 出てましたっけ ?」

 「アマプラで あれから オレンジ や 羊と鋼の森 リライフ・・見ました」

 「いっぱい 見たんですね」

 「いいの あったら 紹介しますね」

 

 hisと 気づいて nagiと会ってくれている

 ゲイ ホモ と言わずに

 「不思議な 関係ですよね」

 「僕も そう思います、いいんじゃないですか」

 「年齢差は 埋められない」

 「それは 感じていません」

 ゲイなのは ホモなのは 直接的表現をしなくても 判って

 敢えて 使わない

 

 「今日もありがとうございました」

 いつか 君のことが 好きだから 一緒にいたいです

 許される間だけでも 一緒にいたい

 気に してくれてるんだろうか

 「今度は どこ行きましょうか ? 」

 と 言って