「his・・・」

昨夜 レイトで鑑賞

 

 一人で 行った

 観客 3名 ♂は一人だった

 「ハグさんには 言えない映画を見てきます」 と伝えて

 「何見るんですか・・」

 ハグさんの 体調が思わしくなくて

 食事だけなら 大丈夫と

 2時間だけの デート

 それを終えてから 映画館へ

 

 もう自分に 嘘はつかないと決めた

 僕たちの 物語・・・

 迅(しゅん)の想い 渚(なぎさ)の想い

 どちらかといえば なぎさに近い

 お互い セーターの匂いに 想い出と辛さが

 入り混じって 

 そんな時も あったな 彼が脱いだ服に

 顔を埋めた時が

 しゅん君 ほど 純粋に生きれなかった

 出会った人の 影響を受け

 それも 嘘をつかない生き方の一つと思えて

 地球人を 演じてきた

 

 夕方 ハグさんが 珍しく訪ねてきて

 「今日 なに食べます・・?」

 数日前から 頭痛がするらしく 今日は 食事だけなら・・

 試写会に 二人とも外れて パラサイト見ますか・・

 「今日は 無理そうです・・」のあと 

 しばらく 話して

 「一緒に 部屋出たら 何か思われますかね・・?」

 「いいじゃないですか」

 えらく 大胆

 一緒に いるとこを 見られても 構わないふうな

 誰にも 会うことはなかった

 

 渚が 裁判の後 子供からの電話

 仲直り・・・できた ?

 現実に いろんな涙を流して 今がある

 嘘 はついていない

 嘘 ではない

 嘘 ・・・

 自分としては そう思っている ただ

 そう思われていない ことも事実

 それも 現実

  

 LGBTの世界観

 それぞれに 人の数ほどあるのだと

 影響し合って

 幸せだと 思えたら それで いいのではないかと

 思えた