待つこと

待つこと 

 

 ハグさんを待って 1時間15分

 小雨の中 アパートの前で

 待った

 

 お仕事が終わって 帰り着くころに

 パンを 差し入れに 購入して

 待った

 

 何やってんだろう と 自問自答しながら

 昔から 待ってたな・・・と

 思い出しては ニヤリとしながら

 待った

 

 不審者・・

 

 星空の彼が nagiの部屋に 来ない時

 彼の自宅近くまで 行って 待った

 帰ってくるのを 彼の車があるのを

 確認して 安心

 途中 時には 涙して

 もう いいかな

 それだけの ことだった

 自分に言い聞かせて 待った

 

 帰ってきた ハグさん 

 nagiの バイクに気が付いて

 「待ってたんですか」

 「待つことには なれてるんで・・・」

 「これ いつものパンです 代り映えのしない・・今度は 別のもの

  にしましょうね」

 「太りますね・・・これだけあると」

 土曜日 一緒に買った パーカーを羽織って

 小雨に 濡れながら 見送ってくれた

 

 「濡れますよ・・」

 「nagiさんこそ」

 「nagiは 濡れてもいいように カッパ着てますよ」

 こんな 会話

 

 木曜日 his 見に行こうと思う

 ハグさんが どんな予定を立てているのか まだ知らない

 一人で 行った方が いいのかもしれない

 今は まだ その方が・・・・