気になって(68)

余韻の残る 火曜日

 

 月曜日に レイトショー

 帰宅は 23時30分

 翌日が 会議なのに 準備もできずに朝を迎えて

 わかっていて それでも 会って 時を共有したいと思って

 約束して

 負担には 思えない そう 選んだことだから

 「今日も もしよろしければ 会って・・・下さいますか」

 LINEを 開いては 閉じて

 

 毎日会う ? 同居する ? それは無理

 今の生活もあり そこから逃げて

 自分の 真実の気持ちに 向き合うことを恐れて

 今までにない 優しさに触れることを 求めて

 視線は 指先

 互いの顔を見あって 微笑んで これで

 「いいんじゃ ないですか」

 の 関係 

 「なにも考えずに・・」 これで

 

 イオンのショップを徘徊 

 ここ寄っていいですか ?

 雑貨店に 立ち寄って 品定め

 室内装飾品を いろいろと

 nagiは 巾着を探していると

 「いいの 見つけたんですけど 素材は レザーでもいいですか」

 と ハグさん 心当たりが あるらしく

 「これでも いいんですけど」と ナイロン製を指さすと

 「口を 絞るタイプがいいですよね」と ハグさん

 nagiへの プレゼントを

 考えている 

 戴ける時まで 続いているのか

 ハグさんとの関係

 

 思うのは

 迷惑ですよね こんな nagiでは

 ハグさんに ふさわしい相手に 近づきたくて いろいろ考えて

 服装だったり 趣味だったり 考えだったり

 並んでも 許される存在でありたいと 思う

 自分が 変なのではないかと

 思える時もあって

 ただ 苦しいと思える 日々