あの頃からか

ハグさんが変わってきたのは

 

 観月会の日 十月中旬

 その時 nagiにとって とっててほしくない 行動が ハグさんにあって

 2週間 LINEをしなかった いつもはnagiからだっただけに

 ハグさんから 次・大丈夫ですか ? と 2週間をおいて LINEがあった

 観月会の後 ハグさんとの予定を 全て抹消した後だっただけに

 あの後ぐらいから 変わったような気がして

 ブロックは 出来なかったが そのまま終わっても いいとまで 思えた日

 そう あの頃

 それから ハグさんの気遣いを感じるようになった

 だから 不思議な感じ

 今は 以前のように 会話出来て

 

 昨日は 退社時 職場のnagiの部屋に 灯りが点いてると

 「声 掛けようか 迷ってしまう。」と

 そんな 気持ちにさせてしまっていることに ある意味 罪悪感

 このまま 実らない 不毛な関係だけに・・・

 

 今朝は 昨日 購入した コートを着て 出社しているハグさんの

 歩く姿を 見つけて 入り口で待った

 「入口の 鍵忘れて 自分を待ってるのかと思いました。」

 「見かけたので まってました。着てますね。」

 にっこり 笑って くれる 

 満面の笑みで・・・

 飼主さんのように

 

 飼主さんとは 昨日 近況報告をして

 「今年も いろいろありそうです・・・。」

 「いてくれますよね、姿が見えるだけで 安心するんです。」

 「じゃあ ここに鎖つけてください・・(首輪)」

 「はい 見えない首輪 つけてますよ。」

 「本物が いいんですけど・・・」

 この会話 の繰り返しで

 「じゃあ ・・・・」と 

 nagiが 飼主さんを  胸の厚みを感じるように抱きしめて

 手を 背中にゆっくりと回した

 飼主さんは nagiの背中には 今回も手を回してくれなかった

 nagiの背中が 手の温かさを感じることはなかった

 それが 残念なのだが・・・無理もないかな

 飼主さんの 精一杯の気持ちだと受け取って

 

 「2月は どう ?」

 「まだ 早いですよ・・・」

 「遅い時間まで 付き合えそうですけど。」

 「温泉 いいですよね ゆっくりとして」

 薬王寺温泉 あたりで まったりしてそう

 すでに 2月の計画

 1月のハグさんの 休みと予定を暗記して

 「よく 覚えてますね・・」

 そりゃあ ハグさんのこと 何でも知っておきたい

 気になる人のことだから