区切り(17)

久しぶりに ハグさんと目が合った

 

 確か 今日は お休みだったはずなのに

 職場で ばったり

 驚いたのは nagiで 「なんで・・・いるの?」

 的な 顔をしていたはず

 ハグさんは にっこりして

 

 仕事帰りにも 同僚と連れ立って

 「お疲れ様 」と 挨拶

 もうすぐ 2週間になる

 なんの連絡も取らずに いること

 ハグさんが 必要としているなら

 連絡が 欲しい

 いじわる してるように 思われたかな

 巣立ちの準備 で忙しくして

 

 もう一つ 飼主さんと 情報交換

 「今年も クリスマス 二人で 出来ますか・・・」

 「公務でないと 家 空けれないんで・・・ 考えときます。」

 

 「退職の件は トップの人から 止められて、応援するからと言われました。」

 「今日は いい話を 聞きました、今度は 止めに入ったんですよね、

  よかったです。」

 「ちっとも よくないですよ、辞めたいのに・・・。ただ、フレンドリー

  でしたね、なんか・・」

 「それが 精一杯の 引き留めだったんでしょうね。それを聞いて 嬉しいです。」

 「今度は、別の意味で 泣いてもいいですか。悲しくなります。」

 「・・・・でも やめないんですよね。ここには nagiさんがいないと 困ると

  思うんです。」

 「はあ・・・・」

 今日も はあ・・・で終わった

 

 飼主さん 抱きしめてくれたら 元気出るのに

 トップの 人も 抱きしめてくれたら 元気でるのに

 だれも 抱こうとはしない

 そんな 歳だったり 見てくれだったり

 誰も そんなふうに見てはいないだろう 

 内面は 見せてないから

 演技力に 磨きがかかって

 

 一生演技 

 宇宙人として 地球の暮らしは 

 めんどくさい