日曜日の ライブ
客席に 1時間前から座っていた
すぐ 後ろを 通ったのは 知っていた
nagiから 声はかけなかったが
本当は nagiが すねてないで 声を掛けたら 別の展開に
そんな 態度を とってしまい 喧騒の中の孤独を 味わって
正直じゃないな・・・
結局 昨夜 LINE
「今週 は?」
「明日 大丈夫です」
nagi が 待ちきれなかった 愛した方の 負け
今回は nagiが ギリギリの時間になりそう
「部屋 行っていいですか」
「はい いいですよ」 職員が部屋の 近くにいて
車の カギを窓越しに 渡して 待ってもらった
「どこ行きましょう」
「何も考えてません」
「とりあえず 走らせて・・最初の 交差点 どっち?」
「・・・左」
目的地 は 走りながら ニトリ
食事は ゆめたで・・・
今日は nagiの愚痴を いっぱ聞いてもらった
仕事のこと 職種・立ち位置が違うので 安心して 話せる
「すみません きょうは 愚痴ばっかりで」
「実は 月曜日 飼主さんに 退職のこと話しました、
そして 火曜日 休んで 残務整理をしてました」
「困ります・・・・ やめる時は 一緒にって・・・」
「めんどくさいことが 多すぎて・・持たないかもしれません」
飼主さんと 同じこと言われて
気分転換のこと 髪切ったこと
近況・・一週間の出来事 報告
「今日 食べたとこ 前に 別場所で行ったと思ううんです」
nagi 「思い出せない・・」認知症が進行・・・
車の中での会話
「前回 温泉でしたよね また行きましょう 少し寒くなってから。」
「カラオケ 映画 温泉・・・」
「行くとこ 無くなったら 終わりですかね・・」
「それは 困ります あと 何年か 一緒に・・・」
アパートに テーブルが欲しいと
「カウンター テーブルでもいいですね」 ニトリでのこと
「誰か きたときに テーブルがないと 失礼になるから・・・」
誰を 想定していた ?
「今度 テーブルを買ったら 鍋しましょうね」
「誰か 一緒に呼びますか?」
「話が 出来なくなるので それは・・・」
誰とは nagiのこと
nagiが 訪問していいように 部屋の雰囲気変えて ?
「平日 突然 寄ってもいいですか?」
「いいですよ・・・。」
ライブのときは 本当に気づいていなくて
演奏中に nagiを見つけて
「あの日 楽しそうに 演奏してましたよ」
「ありがとうございます」
「あの空間が 君にとって おさまる空間のような気がしましたよ」
「そうですか ありがとうございます、そういってもらえるとうれしいです」
孤独を 味わったことは 言えなかった
あまりに 純粋そうな きれいな目をして
見つめられると 視線を 合わせられなくて
この 関係は 何なんでしょう
一週間の 憂鬱
次は 土曜日 「大丈夫です」
お互い 確認をして
いつものように 見送られた 今日でした