区切り(3)

毎週の時間

 

 今日は 眠いですね

 お互いの 挨拶

 車で待っていると 近づく人影

 ハグさん いつもより 早い

 

 どこ行きましょうか

 あてもなく 発車

 時間が 早いので

 食事の前に ショッピング ぶらぶらと

 日用品を購入 ここ安いですね・・

 こんなものも あるんですね・・的な

 

 nagiの思い付きで 大衆レストラン ? 廉価で量も多い

 結構おいしかった

 ハグ「今度来たら これにしましょう・・」

 nagi「今日は 別のものになってしまいましたね。」

 ハグ「おなかいっぱいになりました。」

    後から思えば ドリンクバーのココアがきいて

 

 一週間早いですね・・

 あれから一週間

 今週は 長かった・・(気持ちの上で・・感じたらしい)

 いろんな話をして いつもより 笑って

 ハグ「どうしたんですか ? にやにやして 」

 nagi「何も 笑ってませんよ・・」

 いつになく 気を使ってくれている

 

 ハグが辞めるまで いてください 懇願 ?

 本当は そうしてあげたい

 ただ 今は もがくほどに 沼にはまって

 そんな感じ いろいろが まとわりついてくる

 

 今日のハグさんは 眠そう

 送っていく 車の助手席で うとうと

 ハグ「今 何か言ってました?」

 nagi「夢 見てたんですか?」

   「なにも 言ってませんでしたけど・・・」

 しばらく 助手席で うたたね

 nagi「目が覚めたら 天国かもですね」と 笑って

 ハグ「・・・・」すでに 寝息

 横顔を ながめて・・ ハンドルを握る

 安心してるんだろうな・・

 かわいい

 

 今日は

 区切りをつけようと している 

 ハグさんの

 応援もしたい 傍にもいたい

 nagi「毎週金曜日 夕食 いいですか ?」

 ハグ「定期ですね・・。いいですけど。」

 nagi「むり しないでくださいね。」

 ハグ「さそって くださいよ・・・。」

 

 ハグさんの 家の前に 車を止め

 降りた後 nagiの車を見送って 佇むハグさん

 淋しそうな 姿が目に焼き付いて

 このまま でいいのか

 かえって ハグさんの 人生の邪魔に

 なってしまってはいないか

 自問自答

 

 nagiは 必要とされているところで

 生かされて 

 これまでが そうであったように

 ハグさん 飼主さんに必要とされているなら

 頑張ってみよう