切れない鎖(10)

待てなかった

 

 ハグさんに LINE

 夕方 18:28 

 21:40 現在

 返事はない

 今日は 何度か 会った

 朝 通用口で ばったり

 「おはようございます。」

 目を合わせることもなく 去っていった

 なんとなく 何かありそうな

 感じがして nagiから LINE

 仕事中の ハグさんを見かける

 振り向くこともなく もくもくと

 少しは 気にかけて・・・

 しばらく いたのに 何もなく

 

 何を考えているんだろう

 少し 離れて行った 少しではないのかも

 朝 あっただけでも 元気をもらえて

 ちょっと ドキドキして

 緊張して

 年下に 何やってんだろう って

 

 ハグさんの 上司

 イケメンなのだが

 近づくと ぬくもりを 感じる

 こっちの人に感じる 感覚 

 たまに感じる 感覚

 アンテナが 反応して 温かいものを

 肌が感じて

 

 その上司 最近 nagiに 何か

 言いたそうに 思えるのは 気のせい

 ひょっとして ハグさんとのこと

 知ってそうな 予感

 「部下を 誘わないで下さい。」

 「それって 何ですか・・」と

 言われてしまいそう