切れない鎖 (6)

 お菓子だった

 

 お昼時 廊下で ばったり

 飼主「あ あの・・」

 nagi「お部屋 伺いましょうか ?」

 飼主「人がいるので・・持ってきます。」

 

 誕生日の プレゼントはお菓子

 クッキーの詰め合わせ

 nagi「ご自分で 選ばれたんですか?」

 飼主「そうですけど」

 nagi「素直に 嬉しいです」

 飼主「これからも よろしくお願いします。」

  (満面の 笑み・・目がなくなって・・恥ずかしそうにして)

 

 お菓子の 紙袋を持って

 部屋を 出る

 確かに プレゼントっぽい

 ほかの人が見たら 何やら みつぎもの?

 恥ずかしくて なのか

 そうなのかもしれない

 男性が とる行動としては ・・・

 相手が nagiで 

 二人で 話をしているところ

 見られたりするんだけど

 プレゼントは 別格 ? 

 

 鎖に つながれっぱなしの 位置

 あーあ 身動き取れなくなっていく

 いっそ 監禁してもらいたい気分

 

 ハグさん 今日も お仕事

 ストーカーもどきで 

 通用口でばったり とか

  

 帰りに アパートの 灯りを 確認してるとか

 今日は 灯りが消えていた

 夕方の LINEに返事がない

 忙しくなって もう nagiは

 お払い箱・・?

 それでも 声が聞きたい

 あと 二日の辛抱