迷い

14歳に満たざりし時

 

 仏壇の前に坐した時期があった

 迷いし時 何かを求めて

 なぜ 人は生きているのか

 どこへ行こうとしているのか

 答えを 求めて

 坐した

 仏 の前

 

 当時 担任にも 相談

 応えは 導かれず

 主に 心理学や倫理関係

 宗教には向かわなかった

 図書館の本を読んでは ぼーっと

 山を 海を 川を眺めて 

 時が過ぎた

 

 担任からの 相談が 親に伝わり

 「困った子 とされた。」

 以来 相談事はしていない

 道は 開かれず

 唯一 友人に語る機会が 出来た それが救い

 始めての 友人 そして 好きになってしまった人

 明るい彼が nagiといることは 不自然に映って

 それでも 付き合ってくれて

 

 転校の時

 泣いて 見送った

 手紙のやり取りは 数回あったが 次第に 疎遠となった

 

 背が高くて

 スポーツが万能

 素敵で かわいい 感じの

 初恋の思い出 

 同性を好きになること そのころから

 この キュンとなる 感情が・・

 彼は 今 どうしてるだろう