話のタネ

三週間に 一度 

 

 話を する機会がある

 来週の 話を考える・・・

 

  先週は 五穀豊穣 という 高校文化祭のテーマを聞いた。

 「豊穣」  豊かに みのる ということ 

 春にまいた種が 芽を吹き 日ざしとともに 夏を越え 

 秋に その収穫物を 取り入れて 一年を終える。

 種は 耕された土地、肥沃な地で 豊かに 

 みのる

 

 先週から 温かくなり 桜の 開花の便りが 聞こえてきました

 雑草もまた 青い芽を出しています

 通勤途中 グリーンベルトの雑草は どこかツンツンして

 田んぼの 雑草は 丸くて ヤギなら食べれそう

 

 いずれも 「土(つち)」に根を下ろして 育つ

 実は ジプリの世界が好きで

 「人は 土から離れては生きれないのよ。」

 この言葉は 真実だろうと思う時があります

 

 土にも いろいろあって

 人の手が 関わって 手入れされた 土では 丸い葉の

 畑では 野菜が育ち 

 土に 元気があれば 虫の付きにくい 野菜が採れ

 ニンジンも 生で食べても 甘い 味がするのです

 

 土手や河川敷では 萱やツンツンした 葉のとがった

 本当に 雑草

 

 風ばいや てふばいで 運ばれた種も

 いろんな 土地 で 発芽

 隣の 家では 樋 から 雑草が 生い茂って

 野鳩の 糞がたまって の結果

 栄養がいいのか きれいな 緑

 

 人の 心も 同じような気がします

 耕された やわらかい心には 丸い葉っぱの

 荒れた 心には ツンツンした 

 風や 鳥たちが 種を運んできても

 土地に 合った種類しか 育たない

 

 種は いつも まかれているのに

 土地の状態で 芽を出すか 出さないのか

 

 人との 関わりの中で

 いろんな 言葉を 受ける

 心の状態では 

 針先のように 痛く 

 あるいは 暖かい 陽ざしのように 感じてしまう

 

 人に 接する時

 耕された こころでありたいと 願っています。