すべてが想い出に ① もののけ姫

アシタカとサン

 

 演奏を聴きながら 流れる涙が抑えきれなくなる

 ジプリ 行きましょうか・・・

 とある金曜日の車の中で 一致

 上映時間までの間 パンフレットを見ながら

 眺めた 横顔

 

 始めて ゆっくり見た もののけ姫

 あの 共有した時間を

 アシタカの 呪われた傷に

 傷を負った 少年に 若者に

 ハグさんを 重ね合わせて 泣いた・・・

 静かに流れる 涙を抑えきれずに ながれるままに

 

 今も アシタカとサンを聴きながら

 涙が出てくる・・

 あの 映画館に行ったという 想い出が

 今を 支えて

 

 なぜ こんなに 想ってしまうのか ?

 なぜ 感情が向いてしまうのか

 空っぽの 頭になったはずなのに

 外側だけの 見てくれだけになったはずなのに

 いまだに 

 想い出に 頼って

 それほどまでに 強い思いなのか

 「そんなに 軽い関係だったんですか・・・?」

 「そんなに ・・・・」

 彼の 想いを 感じてあげられない

 ブロックする 何か

 素直に なれない 何か

 

 すべては 想い出に・・・

 過去に・・

 なる

 プラン B への序章

 

大切な人 ⑦ 冷たさ

職場では 毎日のように見かける

 

 見かけても 反応がない

 遠目に 会釈だった あいさつも 無くなり

 視線を合わせないように 去っていく

 冷たさ

 

 木曜日 出先からの帰り

 3週続けての 差し入れ

 モンブラン ケーキ 

 もう一つをセットにして 2個

 誰かが 一緒でもいいように 敢えて 2個

 アパートの ドアノブにぶらさげる・・・

 そのあと LINE

 昨日は 気付かない事 1時間 要冷蔵のため 

 心配になって電話

 気付かず そのまま・・

 結局  2時間後に 「ありがとうございました。」とだけ

 

 いて当たり前になった ? ハグさんの 世界では

 大切な人は、どんな感じなんだろう

 毎日のLINE 毎日会って 会話 電話

 どんな風なことが 大切な人への 接し方なのか 解らない

 

 冷たさに 触れると 余計に どうでもよくなってくる

 先の見えた 関係が・・・

 一日の休みを合わせてもらいたい・・その 希望が叶うことはなかった

 空っぽになった 頭の中が 何も考えられなくなって

 業務中にも 「頭が 空っぽになったてるんです。なくなって ただ

        外側だけで動いてます。」と しゃべって

 周りからは 笑われるが

 そんな 気持ち

 

 一見 冷たさの残る 風貌

 それが ランクアップ 

 生きて笑って見守って この言葉は どこから出たのか と

 思えるぐらいに 冷たい

 耐えれるだろうか 耐えていけるだろうか・・・

 自信はない

 

 

 

 

大切な人 ⑥ 同期

ハグさんとは 映画を何本か観た

 

 ボッチの時もあったが

 そのすべてにおいて 泣いた

 それは 映画の部分に表れる 表現や情景が

 ハグさんが抱える 気持ちや感情に触れていると思えて

 それを nagiが勝手に結び付けて

 涙を出して・・

 なに やってんだか・・・

 

 ハグさんの想いを 勝手に映画と同期させて

 勝手に 感動して 勝手に泣いてて

 この 映画で 泣ける?

 それも おじさんが ?

 みたいな目で 毎回見られて

 

 純粋だと 思ってほしい

 バカがつくぐらい 純粋

 純粋培養されて 育ったので

 外部のばい菌に弱くて・・・困ってしまう

 

 なしかしらの気持ちと 同期

 言いようがないのだが

 そこで 繋がっているんだろうって 思える

 やっぱり バカ

 

 ハグさんからも 不思議な人ですね・・

 と言われて 久しい

  お互い 捉えどころがないんだろうな・・・

 

 

 

大切な人 ⑤ 存在

その存在は 大きい

 

 いると いないとでは

 格段の差・・・

 安心 希望 安定 安らぎ に繋がって

 職場で 姿を遠目に

 アパートの灯りで ほっとして

 いるいる ちゃんと そこに いる

 その存在

 

 いつもあなたのことを考えています  と言ったら

 「・・・・・・」黙られてしまった

 これは どう考えても 病気・・・なのか

 病気なら 説明がつきそうな症状

 いつもいつもあなたのことを考える病  これが病名 

 あなたのことを・・考える

 

 おすすめの、映画を観るために

 勤務を半日にして

 自主休業

 何かのヒントになれば

 映画の中に ヒントを求めて

 生きる意味 ハグさんの気持ち nagiのこれからへの

 なにか ヒントが欲しくて

 

 心地よい風が吹く ロビー

 ハグさんが、誘ってくれなかったので ボッチ

 この空間が ハグさんの棲む環境

 都市 コンクリート 日差し 爽やかな風

 

 これから 観て来ます

 スペシャルズ

 最高の二人になれますか?

 なれると思いますよ、、、

 まだ、何かでツナガッテいるんだろうか

 告白した相手と、何かで・・・?

 

 

 

 

大切な人 ④ 距離を置きましょう

一ヶ月ぶりの 会食を終えようとして

 

 「少し 距離を置きましょう。 次は 来月の中旬ぐらいに・・」

 いやいや 8月に別れ際の話では 1か月に一度程度に したいと言っていた

 今日は 距離を置きたい 3週間ぐらい開けて・・・

 どっちだー まあ 距離を置きたくなった

 そのうち 忘れるだろう

  同性愛者とは 付き合えない

  しつこい 人は嫌われて

  

 距離を 置く

 

 nagiにとって 距離 とは

 ハグさんを 傷つけてしまいそうになるので 距離を敢えて置きたい

 会えば、別れたあとから 不安な気持ちになって

 話さなきゃ 良かった とか

 もっと 言い方を考えないと とか

 ちゃんと 伝えなきゃ とか 考えてしまって

 そんな 想いをするなら 会わない 距離を置く

 結局 nagiが諦めきれずに しつこく 関わろうとして

 嫌われる・・ シナリオは 出来てる

 

 ハグさんに 聞いても

 「嫌いになんか なりません、迷惑じゃありません」と しか 言わない。

 「なにか お話 ありませんか ?」と聞けば

 「本当に 感謝しかありません・・・」

 どこまでが 本当の ハグさんなのか 解らない

 これまでも そうだった

 本当の 気持ちを 出さない

 それが 悲しい・・・一方的な 感じがして

 

 もし 彼女にも そうだったら ?

 「思って 必要なことは 言わないと 伝わりませんよ。」

 「そんな時は ちゃんと言ってます。」

 これまでの ハグさんを見ていると

 一応 彼女役を1年半してきたつもりだった nagiにとって

 大丈夫かな・・・恋愛 ?

 

 と思ってしまった。

 

大切な人 ③ 気分転換

nagiさんにとって 楽しみは ?

 

 bike走らせて 先日は 下関に行きました

 彦島 初めてで

 港町 海が近くて きれいでした

 その情景が 今は心に刻まれて

 

 下関市街を通過している時

 もう ここに来ることはない・・・

 そう思ったら 涙が出て来て

 おそらく 来ることは ない・・想い出の地としたかったが

 

 「走ってても 考えるのは ずっと あなたのことです。」

 言ってしまった

 「・・・・」

 話し始めると 恋愛と愛情、アガペーの話になりそうなので やめた

 異性との恋愛感情と 同性のそれは ちょっと違っていて

 と思っている

 「普通では ないですよね・・・」

 「そう 思います。」

 「あなたとの 出会いから一年半 付き合って 相手が

  同性愛者と 小説の一コマのようですから。」

 「そう思います・・・」

 

大切な人 ② 主語のない会話

そうなんです 主語がなくて

 

 思い込みや たぶん ・・だろう的な会話

 思い込みは 多い

 きっと そう思っているだろうから

 こうした だから ・・・って なる

 

 今回は 食事の時から 話し始めて

 ハグさんにとって Gの人は初めてだったらしく

 それも 家庭持ちで・・

 聞いてみたいこと あります・・と質問が飛んできて

 いやいや それは もう少ししてからに・・と 濁した

 

 いろいろな考えの人がいるので 大丈夫です

 

 今は 行く当てのない 帆船

 風に任せて 漂って いる

 目的地は ?

 「ふわふわ してるんで

  急に いなくなるかもしれません

  その時は ごめんなさい・・謝っときます 先にね。」

 「その時は nagiの言う飼主さんと やっぱりねーって 話しときます」

 だめです・・とは 言わなかった

 それも 仕方のないことかな そんな感じで

 

 前回 えらく不安そうな様子でしたけど

 「少し 会うのを控えたいと言ったら nagiさん ひょっとして

  自分を 刺しに来て そのままnagiは 自殺するかも・・そんなことを

  思ってたので、不安でした。」

 「それは ないです。そんなふうに思われていたなんて・・

  もし あなたによって この命がとられるとしても その時は

  ありがとうって 言うと思います。そうしてもらえたら、うれしい

  と思いますけど。」

 「・・・・・」

 一ヶ月の間に 考えたことを 

 nagiは話した

 ハグさんは、nagiとの関係だけを 話して 新しい世界(彼女)

 には触れてくれない

 nagiにとって それは 自然な流れで

 むしろ 男性の友人との付き合いの方が気になる それが 嫉妬

 仕事帰りに 連れ立って帰る相手 毎回変わって

 そこ となり nagiの・・場所と 思う バカなんで

 ハグさんが 車に乗せて帰ってもらう相手から「今日は ?」

 と聞かれて 「今日は 例の ・・」「ひさしぶりやねー」

 すでに ハグさんの職域では 公然の事実?

 職場 変えた方がいいのかも・・やっぱり 退職しとけばよかった・・

 ここで 思う

 

 どこで 選択を間違がってしまったのか